Surgery

手術について

眼内レンズとは

眼内レンズは吸い出した水晶体の代わりとなる人工水晶体です。レンズの大きさは直径6mm程度、全長約13mmです。
眼内に固定するためにループと呼ばれる支持部がついています。レンズはやわらかいため小さな切開から折りたたんで眼内に挿入することができます。眼内レンズを挿入することで良好な視力を得ることができます。

単焦点レンズ

ピントが合うのが1か所のため、距離が1つとなります。
患者さんはご自分の生活スタイルに合わせて、手元から遠くまでのどこか1点で、ピントの位置を選ばなければなりません。
選んだピント以外に視線を合わせるためにはメガネが必要になります。

多焦点レンズ ・ 5焦点レンズ

  • 【多焦点レンズ】



    【5焦点レンズ】
    遠方、遠中 中間、近中、近方の計5つの距離に焦点があります
  • 少ない光エネルギーロスによる光配分の最適化
  • ハロー・グレアの軽減

5焦点によりあらゆる生活をカバーできます。ピントが合う距離が複数あるので、眼鏡に依存する頻度をかなり減らすことができます。眼鏡のかけはずしの煩わしさを解消することが可能です。
単焦点のピントを合わせた距離の見え方と比較すると、やや見え方の質が低下します。
※5焦点眼内レンズは保険適応ではありません。また眼の状態によっては選択できない場合もあります。

手術の流れ

眼球の角膜を切開し、濁った水晶体超音波でを砕いて取り除きます。
眼内レンズを挿入します。手術は10分から15分ほどで完了し、その日のうちに帰宅可能です。

対象疾患

裂孔原性網膜剥離

目の奥の網膜というカメラのフィルムに相当する神経の膜組織があります。
硝子体の牽引などで網膜に穴が開いて剥がれてしまい、視野と視力障害を引き起こす病気です。
放置すると失明に至ります。

糖尿病網膜症

糖尿病の合併症の1つです。網膜症が進行してくると、網膜に浮腫をおこしたり、硝子体中に出血したりして、視力が低下してきます。
初期には見え方に異常はありませんが、放っておくと、最悪の場合は失明に至ります。

黄斑前膜(黄斑上膜)

眼底の中心にある黄斑部の網膜に膜が張る病気です。症状は、物がゆがんで見えたり、物が大きく見えたり、やがては視力が低下します。

黄斑円孔

眼底の中心にある黄斑部の網膜に穴があく病気です。
黄斑部は、物を見るための中心部分であるため、黄斑円孔になるとつよい歪みがおこり、視力も低下します。

硝子体出血

網膜の血管などが切れて出血し、硝子体腔に出血が溜まった状態を硝子体出血と言います。
光が網膜までうまく届かなくなり、視力障害を引き起します。糖尿病網膜症、網膜静脈分閉塞症、裂孔原性網膜剥離、加齢黄斑変性などが原因です。

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